Film archive / Kodak

Kodak VERICHROME PAN

コダック ベリクロームパン

VERICHROME Pan(歴史的製品)

白黒ネガISO 125

Kodak VERICHROME PANは、EI 125を基準とする中庸感度のパンクロマチック白黒ネガフィルムです。細かな粒状性、滑らかな階調と広い露光の幅を特徴とし、2002年版のメーカー技術資料には生産終了の記載があります。[1]

別名・表記:コダックベリクロームパン / Kodak VERICHROME PAN

「Kodak Verichrome Pan 120 box and roll.jpg」 — Kevinfarrugia

出典 · CC0

Kevinfarrugia / CC0 / Wikimedia Commons

変更:Wikimedia Commons配信の縮小版を使用。切り抜き・色調変更なし。

1965年期限の120の箱と包み。歴史画像として掲載する。

このフィルムの物語

古い名前に残る、白黒写真の世代交代

古いフィルムの箱を読むと、製品名の小さな違いが、写真の時代を分けていることがあります。VERICHROMEとVERICHROME Pan。Kodakの沿革は、1931年に登場した前者を、1956年に後者が置き換えたと記しています。似た名前の間に、一つの世代交代が残されています。[2]

VERICHROME Panの技術資料では、幅広い色の光に感光するパンクロマチックの白黒フィルムとして説明されています。中感度の汎用フィルムで、細かな粒子と階調、露出の幅が特長です。名前の末尾は、古い製品を見分けるためだけでなく、光を受ける性格にもつながっています。[1]

資料にある用途は、特別な一つの分野に限られません。露出が多めでも少なめでも豊かな階調を保つことや、細部の再現が説明されています。日々の撮影で起こる明るさの違いを受け止め、写真として仕上げようとする、汎用フィルムの役割が見えてきます。[1]

そして2002年12月の技術資料には、製品が終了したことと、代わりに使うフィルムの案内が載っています。つくる側の資料にも、使い手が次の一本へ進むための説明が残されていました。製品の記録は、登場の日だけでなく、受け渡しの場面も伝えています。[1]

VERICHROME Panを知ることは、昔の写真が何で撮られたかを想像する手がかりにもなります。ただし、見た目だけで使用フィルムを決めつけることはできません。箱やネガに残った名前をたどるとき、その小さな文字の奥に、写真を支えた道具の変化が見えてきます。

このフィルムの特徴

Verichromeの名前だけで、旧来の別の感色性を持つ製品と同一に扱いません。このページはPANと明記された製品の資料に基づき、白黒ネガの仕様を記録します。[1]

採用した外観写真は1965年期限の120の箱と包みです。当時の規格を示す歴史的画像として扱い、現在購入できる商品の包装とは区別します。[画像出典]

Sample photographs

このフィルムで撮影された写真

写りは撮影・現像・スキャン条件によって変わります。各写真の説明とあわせてご覧ください。

「04 Banana patch in Englewood, Brownie Holiday, 1999-12.jpg」 — Cbaile19

出典 · CC0

Cbaile19 / CC0 / Wikimedia Commons

変更:Wikimedia Commons配信の縮小版を使用。切り抜き・色調変更なし。

作例は撮影・現像・スキャン・提供元での編集の影響を含みます。条件により色調・粒状感は変わります。 提供元の記録に基づく作例です。

使用フィルムの記録

撮影と現像

通常の白黒処理が資料に示されていますが、残存ストックは有効期限や保存状態の影響を受けます。当時のEIをそのまま用いて同じ結果が出るとは考えず、試写と現像先への相談を行います。[1]

よくある質問

今も製造されていますか?

確認した2002年12月版の技術資料に、すでに生産終了との注意書きがあります。正確な終了日を資料から推測して補いません。[1]

出典・参考資料

  1. Kodak VERICHROME PAN — メーカー技術資料(125px保存版) F-7/2002年12月

    Kodak / Kodak Alaris

    製品の種類・感度・規格・特徴・取り扱い。本文中[1]。

  2. Kodak — Milestones

    Kodak / Kodak Alaris

    2009年欄のKODACHROME終了。本文中[2]。