Film archive / Kodak

Kodak T-MAX 400

コダック Tマックス400

白黒ネガISO 400

Kodak T-MAX 400(400TMY)は、ISO 400のパンクロマチック白黒ネガフィルムです。暗めの被写体や速い動きの撮影に使う感度と、細かな粒状性・高いシャープネスを両立させた製品として技術資料に説明されています。[1]

別名・表記:コダックTマックス400 / Kodak T-MAX 400

「KodakTMax400.jpg」 — Meshari Alawfi

出典 · CC-BY-4.0

Meshari Alawfi / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons

変更:Wikimedia Commons配信の縮小版を使用。切り抜き・色調変更なし。

資料画像。現行の包装とは異なる場合があります。

このフィルムの物語

高感度でも、細部を諦めないための更新

動いているものを止めたい。薄暗い場所でも、細かな表情を残したい。高感度の白黒フィルムに求められるものは、明るく写ることだけではありません。T-MAX 400の資料は、動きや暗さへの対応と、大きく引き伸ばせる細部の再現を並べて説明しています。[1]

Kodakの公式沿革には、2007年の出来事としてT-MAX 400の導入が記されています。そこでは、感度100のフィルムに通常期待するような明瞭さを、高感度でも目指した製品として紹介されています。長く知られたT-MAXの名前にも、画質を更新してきた節目がありました。[2]

技術資料で説明されるのは、T-GRAIN乳剤と、光の扱いを工夫する技術です。ISO 400の感度を保ちながら、細かな粒子と輪郭の再現を追う。その特徴は、速いシャッターを使いたい撮影と、後から大きく見せたい写真を結びつけています。[1]

用途には、薄暗い被写体や速い動きに加え、被写界深度とシャッター速度の両方が必要な場面も挙げられています。絞って広い範囲にピントを合わせながら、動きも抑えたい。写真を撮るときに重なる要求に、感度と画質の両方から応えようとしているのです。[1]

T-MAX 400の歩みを見ると、高感度のざらつきも味だから、とだけ考える必要はなくなります。速く撮るための感度と、細かく見るための像を、どう一緒に持ち運ぶか。白黒フィルムの技術にも、撮影者が残せるものを増やそうとする工夫が続いてきました。

このフィルムの特徴

高効率のT-GRAIN乳剤を採用し、細部の輪郭や引き伸ばしでの画質を重視した設計です。資料にある粒状性の比較は、同じ条件で評価された範囲の説明として扱います。[1]

T-MAX 100やTRI-X 400とは別の製品で、同じISO 400でも現像表は共通とは限りません。写真の仕上がりは感度だけでなく、露出・現像液・プリントやスキャンにも影響されます。[1]

Sample photographs

このフィルムで撮影された写真

写りは撮影・現像・スキャン条件によって変わります。各写真の説明とあわせてご覧ください。

「8 FART ABe 4-6 53-52 Solduno 250816 R328 Locarno-Camedo.jpg」 — NAC

出典 · CC-BY-SA-4.0

NAC / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons

変更:Wikimedia Commons配信の縮小版を使用。切り抜き・色調変更なし。

作例は撮影・現像・スキャン・提供元での編集の影響を含みます。条件により色調・粒状感は変わります。 提供元の記録に基づく作例です。

使用フィルムの記録

撮影と現像

通常の白黒現像で処理します。EI 1600などへ増感する場合は、標準現像と同じ条件のままでよいと決めず、技術資料とラボの条件を確認します。[1]

よくある質問

TRI-X 400と同じフィルムですか?

別製品です。公称感度は同じ400ですが、T-MAX 400用の資料と現像条件で確認します。[1]

出典・参考資料

  1. Kodak T-MAX 400 — 技術資料

    Kodak / Kodak Alaris

    製品の種類・感度・規格・特徴・取り扱い。本文中[1]。

  2. Kodak — Milestones

    Kodak / Kodak Alaris

    2009年欄のKODACHROME終了。本文中[2]。