Film archive / Kodak

Kodak PORTRA 160

コダック ポートラ160

カラーネガISO 160

Kodak PORTRA 160は、自然な肌色と滑らかな階調、細かな粒状性を重視したISO 160のカラーネガフィルムです。人物・ファッション・広告撮影を想定し、スタジオとロケーションの両方で使える製品として紹介されています。[1]

別名・表記:コダックポートラ160 / Kodak PORTRA 160

「Kodak Portra 160 135 film cartridge (01).jpg」 — El Grafo

出典 · CC-BY-SA-4.0

El Grafo / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons

変更:Wikimedia Commons配信の縮小版を使用。切り抜き・色調変更なし。

資料画像。現行の包装とは異なる場合があります。

このフィルムの物語

写真を直す時間より、撮る時間を増やすために

撮影から帰ったあと、パソコンの前で何時間も写真を直す。その時間を、もう少し撮影に戻せないだろうか。2011年の新しいPORTRA 160の発表には、そんな撮影者の言葉が登場します。フィルムの改良が、撮り終えたあとの働き方にも関わっていたことを伝える記録です。[2]

Kodakは2011年2月21日、新しいPORTRA 160を発表しました。肌の再現に加えて強調されたのは、粒子をさらに細かくし、スキャンや引き伸ばしに適したものにすること。発表の場は、ラスベガスで開かれた婚礼・ポートレート写真の展示会WPPIでした。[2]

そこで紹介された写真家Ryan Muirheadは、適切に露出した新しいPORTRA 160なら、画像編集を省けることがあると評価しています。写真を撮ることに時間を使いたいという本人の思いが、製品の説明に添えられていました。すべての撮影で補正が不要になる、という性能保証ではありません。[2]

発表は、PORTRA 160NCと160VCから新製品へ順次置き換える方針も伝えています。親しみのあるPORTRAの名前を受け継ぎながら、写真を仕上げる工程に合わせて中身を改める。ネガをスキャンして扱うことが、フィルムづくりの課題にもなっていたのです。[2]

この経緯を知ると、PORTRA 160の細かな粒子は、拡大したときの見た目だけの話ではなくなります。撮影者が、次の被写体へ向かうまでの時間にもつながる工夫です。新しいフィルムの発表には、カメラを持つ人の一日をどう変えるか、という視点も残されていました。

このフィルムの特徴

PORTRAシリーズのなかでも低感度側の製品で、メーカーはスキャンや引き伸ばしに適した粒状性を特徴にしています。人物撮影で肌の明暗を丁寧に記録したいときに、光量と必要なシャッター速度を合わせて選びます。[1]

本ページは名称がPORTRA 160の製品を扱います。旧PORTRA 160NC・160VCの仕様をそのまま当てはめたり、近年のEKTACOLOR名称との同一性を推測で断定したりしません。

Sample photographs

このフィルムで撮影された写真

写りは撮影・現像・スキャン条件によって変わります。各写真の説明とあわせてご覧ください。

「The Strangles (26258651976).jpg」 — chris lovelock

出典 · CC-BY-2.0

chris lovelock / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons

変更:Wikimedia Commons配信の縮小版を使用。切り抜き・色調変更なし。

作例は撮影・現像・スキャン・提供元での編集の影響を含みます。条件により色調・粒状感は変わります。 提供元の記録に基づく作例です。

使用フィルムの記録

撮影と現像

ISO 160を基準に露出を決め、C-41で処理します。資料に載るシートやロールの規格は、地域や時点ごとの供給・在庫を保証するものではありません。[1]

よくある質問

PORTRA 400との違いは何ですか?

この製品の公称感度はISO 160です。400より光量を必要とするため、人物の動きや手持ち撮影のシャッター速度も考えて選びます。[1]

出典・参考資料

  1. Kodak PORTRA 160 — 公式製品案内

    Kodak / Kodak Alaris

    製品の種類・感度・規格・特徴・取り扱い。本文中[1]。

  2. Kodak Continues to Bring New Professional Films to Market with KODAK PROFESSIONAL PORTRA 160 Film

    Eastman Kodak/2011年2月21日発表、PR Newswire配信

    新PORTRA 160の導入、WPPI、スキャンと引き伸ばし、Ryan Muirheadの使用評価