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Kodak KODACHROME 64

コダック コダクローム64

KODACHROME 64/KR(歴史的製品)

リバーサルISO 64

Kodak KODACHROME 64は、昼光用のISO 64カラーリバーサルフィルムです。現像後にカラーのポジ像を得る製品ですが、EKTACHROMEのE-6とは異なるK-14処理を使います。現在のフィルムと歴史資料を区別して紹介します。[1]

別名・表記:コダックコダクローム64 / Kodak KODACHROME 64

「Kodak Kodakchrom 64 KB.jpg」 — Martin Zellerhoff

出典 · CC-BY-SA-3.0

Martin Zellerhoff / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons

変更:Wikimedia Commons配信の縮小版を使用。切り抜き・色調変更なし。

資料画像。現行の包装とは異なる場合があります。

このフィルムの物語

最後に製造された36枚を、何に使うか

あと36枚しか撮れないとしたら、どこへ行き、誰にカメラを向けるでしょうか。写真家Steve McCurryは、Kodakに最後のKODACHROMEのロールを求めました。取材記事によると、彼が受け取ったのは、2009年の最終製造分からの一本です。[3]

そのロールをNikon F6に入れ、撮影は2010年に行われました。ニューヨークからインドへ、そして現像を行うカンザス州のDwayne’s Photoへ。長年使ってきたフィルムへの最後の仕事が、一つの旅になりました。[3]

写真を撮れる機会が限られていることは、旅の小さな場面にも表れます。ムンバイの空港では、カメラが本物だと示すためにシャッターを切るよう求められました。McCurryは一コマを無駄にしないよう、撮影せずに済むよう説明したと語っています。いつもなら見過ごす一枚にも、終わりが近づくと重みが生まれます。[3]

ここでいう最後の一本は、最後に「製造された」ロールです。最後に「現像された」ロールとは異なり、取材記事は後者をDwayne’s Photoのオーナーが撮影したものとして区別しています。終わりの記録にも、つくる人、撮る人、現像する人、それぞれの時間がありました。[3]

この逸話を読むと、フィルムの枚数制限は、単なる不便とは違って見えます。何を残すかを選ぶ時間も、写真の一部になる。KODACHROMEの最後の製造ロールが伝えるのは、特別な色の記憶とともに、一枚を撮るために立ち止まるという行為です。

このフィルムの特徴

技術資料は微粒子と高いシャープネス、自然な色の再現を説明しています。現像工程の違いが重要で、同じリバーサルという分類だけでE-6用と考えることはできません。[1]

Kodakの公式年表は、KODACHROMEの終了を2009年の出来事として記録しています。製品の終了と現像サービスの受付終了は別の出来事であり、ここでは混同しません。[2]

Sample photographs

このフィルムで撮影された写真

写りは撮影・現像・スキャン条件によって変わります。各写真の説明とあわせてご覧ください。

「New York City - Warm June Night.jpg」 — TedQuackenbush

出典 · CC-BY-SA-3.0

TedQuackenbush / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons

変更:Wikimedia Commons配信の縮小版を使用。切り抜き・色調変更なし。

作例は撮影・現像・スキャン・提供元での編集の影響を含みます。条件により色調・粒状感は変わります。 提供元の記録に基づく作例です。

使用フィルムの記録

撮影と現像

標準カラー処理はK-14です。古い未露光品を見つけても、一般的なE-6やC-41現像を申し込めば当時のカラー像が得られるとは考えず、処理可否を専門の依頼先へ確認します。[1]

よくある質問

EKTACHROMEと同じE-6で現像しますか?

いいえ。KODACHROME 64の指定工程はK-14です。E-6とは別方式です。[1]

出典・参考資料

  1. Kodak KODACHROME 64 — メーカー技術資料(125px保存版) E-88/2005年9月

    Kodak / Kodak Alaris

    製品の種類・感度・規格・特徴・取り扱い。本文中[1]。

  2. Kodak — Milestones

    Kodak / Kodak Alaris

    2009年欄のKODACHROME終了。本文中[2]。

  3. The Last Roll

    Jack Crager/American Photo、2011年3–4月号(著者公開PDF)

    誌面pp.38–44:McCurryへの取材、36枚、旅、最終製造と最終現像の区別