Film archive / Kodak

Kodak EKTAR 100

コダック エクター100

カラーネガISO 100

Kodak EKTAR 100は、微粒子と高い彩度、シャープな描写を重視したISO 100のカラーネガフィルムです。風景や自然、旅行、商品・ファッションなど、細部と鮮やかな色が求められる撮影をメーカーが用途に挙げています。[1]

別名・表記:コダックエクター100 / Kodak EKTAR 100

「Kodak Ektar 100 135 film cartridge (01).jpg」 — El Grafo

出典 · CC-BY-SA-4.0

El Grafo / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons

変更:Wikimedia Commons配信の縮小版を使用。切り抜き・色調変更なし。

資料画像。現行の包装とは異なる場合があります。

このフィルムの物語

デジタルの時代に、フィルムの細部を磨く

フィルムらしさというと、ざらりとした粒子を思い浮かべるかもしれません。EKTAR 100が公式資料で前面に出すのは、反対に粒子の細かさと、鮮やかな色です。小さなネガの中に細部を残し、大きく見せる。その方向から、カラーネガの可能性を追う製品です。[1]

Kodakの沿革では、EKTAR 100の発売は2008年に記されています。同じ年の記録には、デジタルカメラ用の撮像素子やポケットビデオカメラも並びます。電子の画像が広がる時代にも、新しい写真用フィルムが登場していた。その並びは、この製品が生まれた時代を具体的に伝えています。[2]

メーカーの技術資料は、自然、旅行、屋外の風景だけでなく、ファッションや商品撮影にもEKTAR 100を挙げています。鮮やかな色と細かな粒子を、何に使うのか。思い出の記録と、細部や色を見せる仕事の両方が、その用途に含まれています。[1]

また資料には、スキャンへの適性や、35mmネガからの引き伸ばしも示されています。フィルムで撮った写真を、デジタルの画像として扱う工程も視野に入っているのです。2010年の公式沿革には大判への展開も記され、小さなカメラから大きな画面へ、選べる規格も広がりました。[2・1]

こうした記録から見るEKTAR 100は、過去の写りを再現するためだけのフィルムではありません。色をどこまで鮮やかに、細部をどこまで緻密に残せるか。その問いをフィルムで続けた一本です。懐かしさとは違う場所にも、フィルムを使う理由が見えてきます。

このフィルムの特徴

技術資料はスキャンと大きな引き伸ばしを想定し、細かな粒状性を特徴として説明しています。「世界最高」といった比較表現は資料の条件や時点に依存するため、あらゆるフィルムとの実測比較とは受け取りません。[1]

高彩度のカラーネガであり、同じISO 100でもEKTACHROMEのようなリバーサルとは現像後の像が異なります。EKTARのネガはプリントやスキャンを通して鑑賞します。[1]

Sample photographs

このフィルムで撮影された写真

写りは撮影・現像・スキャン条件によって変わります。各写真の説明とあわせてご覧ください。

「Godrevy Lighthouse - Cornwall (22205888048).jpg」 — chris lovelock

出典 · CC-BY-2.0

chris lovelock / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons

変更:Wikimedia Commons配信の縮小版を使用。切り抜き・色調変更なし。

作例は撮影・現像・スキャン・提供元での編集の影響を含みます。条件により色調・粒状感は変わります。 提供元の記録に基づく作例です。

使用フィルムの記録

撮影と現像

現像方式はC-41です。ISO 100を基準に測光し、冷蔵保管したフィルムは包装を開ける前に室温へ戻して結露を避けます。[1]

よくある質問

スライドフィルムですか?

いいえ。EKTAR 100はカラーネガで、標準現像はC-41です。E-6処理のリバーサルフィルムとは区別します。[1]

出典・参考資料

  1. Kodak EKTAR 100 — 技術資料

    Kodak / Kodak Alaris

    製品の種類・感度・規格・特徴・取り扱い。本文中[1]。

  2. Kodak — Milestones

    Kodak / Kodak Alaris

    2009年欄のKODACHROME終了。本文中[2]。