Film archive / Kodak

Kodak EKTACHROME E100

コダック エクタクロームE100

リバーサルISO 100

Kodak EKTACHROME E100は、昼光や電子フラッシュで使うISO 100のカラーリバーサルフィルムです。現像後にポジ像が得られ、細かな粒状性、明るい白、ニュートラルな階調と適度に強調された彩度を特徴にしています。[1]

別名・表記:コダックエクタクロームE100 / Kodak EKTACHROME E100

「Kodak EKTACHROME100 2018.jpg」 — Kevinfarrugia

出典 · CC0

Kevinfarrugia / CC0 / Wikimedia Commons

変更:Wikimedia Commons配信の縮小版を使用。切り抜き・色調変更なし。

資料画像。現行の包装とは異なる場合があります。

このフィルムの物語

スライドを光にかざす日が、戻ってきた

現像したフィルムを光にかざすと、そこに色のある像が見える。ポジフィルムには、撮影したものを小さな画面のように眺める楽しみがあります。EKTACHROME E100は、そうした写真の選択肢を、2018年に再び届けたフィルムです。[3]

KodakがEKTACHROMEの復活を発表したのは、2017年1月でした。その後の公式ブログでは、製造に関わる社員を招いた番組を紹介し、試験を続けながら市場への再投入を準備していると伝えています。発表の後にも、実際に撮影できる製品として送り出すための時間がありました。[2]

そして2018年9月18日、Eastman KodakとKodak Alarisは新しいEKTACHROMEの出荷を発表します。写真用のE100は、まず35mm・36枚撮りから。同じ発表では映画用のSuper 8製品も案内され、静止画と動画の両方へ、この名前が戻ることが示されました。[3]

メーカーが復活の背景に挙げたのは、フィルム写真や映画用フィルムへの関心の高まりです。発表には、テスト画像への反応を手応えとして捉える言葉もありました。使いたいという人の存在が、製品をもう一度届ける理由として語られていたのです。[3]

この経緯を知ると、E100の一枚は、写された風景とともに、撮影の選択肢が受け継がれた記録にも見えてきます。かつて使った人が再び手にする一本であり、初めてポジフィルムに触れる人の入口でもある。復活の発表は、これから撮られる写真へ向けた知らせでもありました。

このフィルムの特徴

リバーサルはネガと異なり、透過光で現像済みフィルムの正像を見られます。E100は肌色とグレーの再現、ハイライトからシャドーまでの階調を重視した設計として説明されています。[1]

本ページで扱うのはE100です。旧E100G・E100VSや、映画用フィルムの製品番号を、名前が似ているだけで混同しないようにします。

Sample photographs

このフィルムで撮影された写真

写りは撮影・現像・スキャン条件によって変わります。各写真の説明とあわせてご覧ください。

「The Maasvlakte at blue hour.jpg」 — Arandomphotographer

出典 · CC-BY-4.0

Arandomphotographer / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons

変更:Wikimedia Commons配信の縮小版を使用。切り抜き・色調変更なし。

作例は撮影・現像・スキャン・提供元での編集の影響を含みます。条件により色調・粒状感は変わります。 提供元の記録に基づく作例です。

使用フィルムの記録

撮影と現像

標準現像はE-6です。カラーネガのC-41とは異なるため、依頼先がリバーサルの現像に対応するか確認してください。露出はISO 100を基準に測光します。[1]

よくある質問

普通のカラーネガ現像に出せますか?

標準処理はE-6です。C-41のカラーネガと分けて、EKTACHROME E100のリバーサルとして依頼します。[1]

出典・参考資料

  1. Kodak EKTACHROME E100 — 技術資料

    Kodak / Kodak Alaris

    製品の種類・感度・規格・特徴・取り扱い。本文中[1]。

  2. Episode 74: Update from our film factory on KODAK EKTACHROME Film

    Eastman Kodak

    2017年1月の復活発表、試験と再製造の準備。番組音声の内容は未引用

  3. New EKTACHROME Films to Begin Shipping

    Eastman Kodak/Kodak Alaris、2018年9月18日発表

    E100の135/36出荷、映画用製品との区別、需要・テスト画像への反応