Film archive / ILFORD

ILFORD FP4 PLUS

イルフォード FP4プラス

白黒ネガISO 125

ILFORD FP4 PLUSは、公称ISO 125の白黒ネガフィルムです。細かな粒状性とシャープネスを重視した中庸感度の汎用製品で、人物や建築、風景を含む幅広い撮影に使うフィルムとして紹介されています。[1]

別名・表記:イルフォードFP4プラス / ILFORD FP4 PLUS

「Ilford FP4 Plus - Black & white film with original box.jpg」 — Dnalor 01

出典 · CC-BY-SA-3.0-AT

Dnalor 01 / CC BY-SA 3.0 at / Wikimedia Commons

変更:Wikimedia Commons配信の縮小版を使用。切り抜き・色調変更なし。

資料画像。現行の包装とは異なる場合があります。

このフィルムの物語

白黒を覚える時間に、付き合ってくれる一本

色のある景色を、明るさの違いで見てみる。壁と空はどれくらい離れた灰色になるだろう。白黒写真を撮るときには、そんな見方の変化があります。FP4 PLUSは、明るさが十分にある場所で幅広い被写体を撮るための、ISO 125の白黒フィルムとして紹介されています。[1]

ILFORDの公式沿革では、FP4が登場したのは1968年、FP4 PLUSは1990年です。現在の名前には、以前の製品から受け継がれた時間と、次の世代へ進んだ区切りが並んでいます。長く続く名前を、使う人が自分のカメラで選び直せることも、フィルムの面白さです。[2]

メーカーはFP4 PLUSの細かな粒子とシャープさに加え、露出の幅の広さを説明しています。用途も人物、街、商品、風景、建築と多彩です。被写体がまだ定まっていないときにも、いくつもの撮り方を試すための土台になる一本として読めます。[1]

現像にも、さまざまな薬品や処理方法を使えるとされています。撮影して終わりではなく、ネガを仕上げ、プリントで明暗のつながりを見返す。その繰り返しの中で、光を読む感覚が少しずつ手元に残っていく。幅広い用途と処理の選択肢が、そうした学び方を支えます。[1]

FP4 PLUSを選ぶ時間を想像すると、最初から傑作を撮ろうと急ぐ必要はなくなります。見慣れた場所を、昨日とは違う灰色の重なりとして見る。フィルムに長い歴史があるからこそ、その続きに、ごく個人的な写真の練習を置くこともできるのです。

このフィルムの特徴

FP4 PLUSの数字はISO 400を意味しません。公称感度は125で、HP5 PLUSのISO 400より低感度です。必要なシャッター速度と光量を考えて選びます。[1]

メーカーは非常に細かな粒子と高いシャープネスを特徴にしています。仕上がりのコントラストや粒状感は、使う現像液や露光条件によっても変化します。[1]

Sample photographs

このフィルムで撮影された写真

写りは撮影・現像・スキャン条件によって変わります。各写真の説明とあわせてご覧ください。

「Muizenstaart.jpg」 — Roepers

出典 · CC-BY-4.0

Roepers / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons

変更:Wikimedia Commons配信の縮小版を使用。切り抜き・色調変更なし。

作例は撮影・現像・スキャン・提供元での編集の影響を含みます。条件により色調・粒状感は変わります。 提供元の記録に基づく作例です。

使用フィルムの記録

撮影と現像

通常の白黒現像を使います。メーカーの現像表は液の種類と希釈ごとに条件が違うため、温度と攪拌方法を含めて確認します。[1]

よくある質問

FP4はISO 400ですか?

いいえ。FP4 PLUSの公称感度はISO 125です。「4」は感度の400を表す数字ではありません。[1]

出典・参考資料

  1. ILFORD FP4 PLUS — 公式製品案内

    HARMAN technology / ILFORD PHOTO

    製品の種類・感度・規格・特徴・取り扱い。本文中[1]。

  2. History of ILFORD PHOTO

    HARMAN technology / ILFORD PHOTO

    The 1970s(HP5:1976)、The 1980s(HP5 Plus:1989)