Film archive / Fujifilm

Fujifilm Velvia 100

フジフイルム ベルビア100

リバーサルISO 100

Fujifilm Velvia 100(RVP 100)は、ISO 100のデーライト用カラーリバーサルフィルムです。高い彩度と微粒子を特徴とし、風景や自然の色を鮮やかに表現する用途を技術資料が挙げています。Velvia 100Fとは別製品です。[1]

別名・表記:フジフイルムベルビア100 / Fujifilm Velvia 100

「Fuji film Velvia.jpg」 — Kevin Dooley

出典 · CC-BY-2.0

Kevin Dooley / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons

変更:Wikimedia Commons配信の縮小版を使用。切り抜き・色調変更なし。

資料画像。現行の包装とは異なる場合があります。

このフィルムの物語

目に見えた色と、心に残った色のあいだ

目の前の風景を正確に残したいときもあれば、そこで感じた鮮やかさを写したいときもあります。Velvia 100の開発報告は、似た名前の100Fと100を、色の設計が異なるフィルムとして説明しています。どの色を写真として差し出すかが、製品のつくり方の中にありました。[2]

2004年の報告では、Velvia 100Fは色の忠実さを高め、Velvia 100は以前のVelviaと同じく、風景や自然に向く鮮やかな色を目指したとされています。数字が同じでも、写真に求めるものに合わせて選べるよう、違う方向が用意されていたのです。[2]

一方で、新しいフィルムの課題は、鮮やかさだけではありませんでした。開発者たちは、得られた像を長く保つことにも着目しています。リバーサルは撮影の材料であると同時に、そのまま見せる画像でもある。その二つの役割が、報告の出発点にあります。[2]

製品資料にも、ISO 100の感度、高い彩度、細かな粒子と並んで、色像の保存性への改良が挙げられています。撮れたときの美しさと、その後に見返す像のことを、一緒に考える。フィルムの中の色には、そうした時間への配慮も込められています。[1]

Velvia 100の背景を知ると、風景を撮ることは、その場の感動をどの色で未来へ渡すかという選択にも思えてきます。記録としての忠実さと、記憶の中の鮮やかさ。その間で自分の写真を選ぶ楽しみを、このフィルムの色設計は差し出しています。

このフィルムの特徴

資料はイメージカラーを重視した高彩度の発色と、RMS粒状度8を特徴として説明しています。同じISO 100のPROVIA 100Fとは色と階調の設計が異なります。[1]

RVP 100の規格表には135・120・220・シートが掲載されています。歴史的に存在した規格と現在購入できる規格を分け、特定地域の終了情報を全規格へ一括適用しません。[1]

Sample photographs

このフィルムで撮影された写真

写りは撮影・現像・スキャン条件によって変わります。各写真の説明とあわせてご覧ください。

「Under the bridge (50504153032).jpg」 — Tom Mills

出典 · CC-BY-SA-2.0

Tom Mills / CC BY-SA 2.0 / Wikimedia Commons

変更:Wikimedia Commons配信の縮小版を使用。切り抜き・色調変更なし。

作例は撮影・現像・スキャン・提供元での編集の影響を含みます。条件により色調・粒状感は変わります。 提供元の記録に基づく作例です。

使用フィルムの記録

撮影と現像

標準処理はCR-56またはE-6です。露出はISO 100を基準に決め、Velvia 100Fや旧Velviaの表を取り違えないよう製品記号を確認します。[1]

よくある質問

Velvia 100Fと同じですか?

別製品です。このページはRVP 100を扱い、100Fの名称や仕様を混ぜません。[1]

出典・参考資料

  1. Fujifilm Velvia 100 — 技術資料

    富士フイルム

    製品の種類・感度・規格・特徴・取り扱い。本文中[1]。

  2. 新カラーリバーサルフィルム フジクローム「Velvia 100F/100」,「ASTIA 100F」の開発

    富士写真フイルム/研究報告No.49(2004)

    誌面pp.11–18:色設計の違い、感度、色像保存性