Film archive / Fujifilm

Fujifilm PRO 400H

富士フイルム PRO400H

カラーネガISO 400

Fujifilm PRO 400Hは、ISO 400のデーライト用カラーネガフィルムです。第4の感色層を採用し、滑らかな階調や肌・グレーの再現を特徴としていました。生産終了の告知があり、日本では2022年3月の出荷終了が案内されています。[1〜3]

別名・表記:富士フイルムPRO400H / FujifilmPRO400H

「assorted camera film cartridges」 — Jakob Owens

出典 · UNSPLASH-LICENSE

Jakob Owens / Unsplash License / Unsplash

変更:提供元画像の縮小版を使用。切り抜き・色調変更なし。

左寄りの緑・紫のパトローネがFujifilm PRO 400H、中央の青いパトローネがCineStill 50Dです。他のフィルムも同写されています。

このフィルムの物語

米国向けの2021年1月14日の告知は、原材料の調達難を理由にPRO 400Hの終了を案内し、135の即時終了と120の2021年末までの供給見込みを分けて説明しています。これは当時の米国向けの説明です。[2]

日本の公式サポートには2022年3月出荷終了と記載されています。地域別の告知・供給見込み・出荷終了を分け、世界共通の最終販売日が一日で決まったとは扱いません。[3]

光が変わっても、人の肌をつないでいく

窓からの光と室内の明かりが混ざる場所で、人を写す。PRO 400Hの資料は、そんな光の違いをどう受け止めるかという設計へ目を向けさせます。淡い色の印象だけでは説明しきれない、色を整えるための仕事があります。[1]

メーカーは、第4の感色層を含む技術によって、さまざまな光源下での色の再現を目指したと説明しています。感度400のカラーネガとして、肌の明るい部分から影まで、滑らかなつながりを残すことが特長に挙げられています。[1]

用途に並ぶのは、人物だけでなく、スナップ、ファッション、コマーシャル撮影です。人と場所、衣服や商品を、同じ場面の中で見せる必要がある仕事を想像すると、肌と周囲の色を一緒に整える設計の意味が近づいてきます。[1]

ただし、光が変わっても必ず同じ色になるわけではありません。資料は光源に応じた補正にも触れています。撮影条件や仕上げの違いを踏まえると、作例の色は、フィルムと光と現像・スキャンが一緒につくったものとして見ることができます。[1]

今、PRO 400Hの写真を見返すときには、廃番という出来事の前に、そのフィルムが何を支えようとしていたかにも目を向けたくなります。人の表情を、周りの光から切り離さず残す。その設計を知ることも、写真の記憶に近づく方法です。

このフィルムの特徴

メーカーは第4の感色層や、さまざまな光源下での色再現、肌の滑らかな階調を特徴に挙げています。スナップ、ポートレート、ファッションなどを想定したプロ用カラーネガでした。[1]

カラーネガのISO 400製品です。「淡い色になる」といった見え方は露出・現像・スキャンや仕上げでも変わるため、一枚の作例をフィルムだけの効果とは扱いません。[1]

Sample photographs

このフィルムで撮影された写真

写りは撮影・現像・スキャン条件によって変わります。各写真の説明とあわせてご覧ください。

「View on Vilan.jpg」 — Vladimir Smirnov

出典 · CC-BY-SA-4.0

Vladimir Smirnov / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons

変更:Wikimedia Commons配信の縮小版を使用。切り抜き・色調変更なし。

作例は撮影・現像・スキャン・提供元での編集の影響を含みます。条件により色調・粒状感は変わります。

使用フィルムの記録

撮影と現像

標準処理はC-41、または富士フイルムのCN-16系です。中古流通・保管品を使う際は、箱の使用期限と保管履歴も確認します。資料の性能は期限や保存状態の異なるフィルムへそのまま保証されるものではありません。[1]

日本語の資料は135・120、過去の英語資料は220も記載しています。ここでの規格欄は歴代の仕様を整理したもので、新たな出荷や製造再開を示すものではありません。[1・4]

よくある質問

PRO 400Hは生産終了していますか?

メーカーによる終了告知があります。日本では2022年3月出荷終了と公式サポートに記載されています。[2・3]

2021年終了と2022年終了、どちらが正しいですか?

2021年は米国向け告知と当時の供給見込み、2022年3月は日本向けの出荷終了情報です。地域と告知内容が異なり、同じ日付としてまとめません。[2・3]

現像方式は何ですか?

C-41またはCN-16系です。現像に出すときはPRO 400Hのカラーネガであることを伝えます。[1]

220判も存在したのですか?

過去の英語版技術資料に220の記載があります。ただし、日本語資料の掲載規格や現在の供給とは区別します。[1・4]

出典・参考資料

  1. フジカラー PRO400H プロフェッショナル — 013AR0328A

    富士フイルム

    pp.1–3 特徴・光源別感度・135/120・現像。URL中の年月を改訂年月と見なさない

  2. Important Information Regarding Discontinuation of PRO 400H Film

    FUJIFILM / 2021年1月14日の終了告知

    PRO 400H Film Notice。135と120を区別した説明

  3. フィルム サポート — 出荷終了品

    富士フイルム

    出荷終了品:フジカラー PRO 400H プロフェッショナル(2022年3月出荷終了)

  4. FUJICOLOR PRO 400H PROFESSIONAL — AF3-176E

    FUJIFILM

    p.1 特徴・感度・規格、p.3 PROCESSING