Film archive / Ferrania

Ferrania P30

フェラーニア P30

復活後のFILM Ferrania P30・メーカーガイド参照

白黒ネガISO 80

復活後のFILM Ferrania P30は、ISO 80のパンクロマチック白黒ネガです。メーカーの撮影・処理ガイドは、低感度と特徴的なコントラストを前提に露出を丁寧に決めることを案内しています。[1]

別名・表記:フェラーニアP30 / FerraniaP30

「Ferrania P30 Alpha, 1805271725, ako.jpg」 — Ansgar Koreng

出典 · CC-BY-3.0-DE

Ansgar Koreng / CC BY 3.0 de / Wikimedia Commons

変更:Wikimedia Commons配信の縮小版を使用。切り抜き・色調変更なし。

復活後のP30 Alpha表示の外観資料です。初期の包装であり、後年の全ロットの外観や仕様が同じという意味ではありません。

このフィルムの物語

一本の白黒フィルムに、工場をもう一度動かす時間がある

一本のフィルムが手元へ届くまでに、どれだけの設備と人の仕事が必要なのだろう。Ferrania P30には、写真の仕上がりだけでなく、工場をもう一度動かそうとした人たちの記録が重なっています。

Ferraniaが2018年に公開した振り返りによると、共同創業者のNicola BaldiniとMarco Pagniは旧Ferraniaの敷地を訪れ、小規模でも製造能力を持つ工場としてLRFを再建する可能性を探りました。FILM Ferraniaの発表は2013年7月でした。[2]

2014年にはKickstarterを通じて約5500人の支援者が加わった一方、設備の問題で生産を止める時期もありました。2018年の記事は、電源設備の設置や、自社内の工程によるP30の継続生産へ向けた準備を伝えています。これは、その時点の再建の記録です。[2]

P30の撮影案内には、ISO 80での撮影と、フィルムに合った処理条件を現像所へ伝えることが勧められています。撮影者、現像する人、つくる人の間で情報を渡して、一枚を仕上げる。その距離の近さも想像させます。[1]

鉱山跡を写した白黒写真を見るとき、P30の箱の向こうにも、設備を直し、工程を整えた時間があったことを思い出せます。フィルムを選ぶ行為に、写真をこれからもつくれる場所への関心を重ねられる。そんな物語を持つ一本です。

このフィルムの特徴

本ページは旧Ferrania時代の同名フィルムと、復活後のP30を区別して扱います。[1]

初期のAlpha表示など外観には時期による違いがあります。昔の箱に120と書かれていても、参照した現代の135用ガイドから規格を推測して広げません。[1]

Sample photographs

このフィルムで撮影された写真

写りは撮影・現像・スキャン条件によって変わります。各写真の説明とあわせてご覧ください。

「Ding Dong Mine (50218752721).jpg」 — chris lovelock

出典 · CC-BY-2.0

chris lovelock / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons

変更:提供元画像の原寸版を使用。切り抜き・色調変更なし。

撮影・現像・スキャンの条件により、色調や粒状感は変わります。

使用フィルムの記録

撮影と現像

ISO 80を設定できるカメラか、露出補正の方法を確認してください。メーカーの現像ガイドに対応する現像液と攪拌を使います。[1]

よくある質問

古いP30の箱も現行製品の外観ですか?

旧製品の箱と復活後の製品は区別します。資料画像では世代を注記し、同じ名称だけで置き換えません。[1]

関連するフィルム

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ADOX CMS 20 II

CMS 20 IIは、非常に細かな粒子と高い解像性を特徴とする低感度の白黒ネガです。専用現像液ADOTECH IVと組み合わせ、もともとの高いコントラストを写真に適した階調へ整える設計です。[1]

白黒ネガ

出典・参考資料

  1. Ferrania P30 — メーカー製品・撮影案内

    FILM Ferrania

    製品名・感度表記・規格・用途・現像工程。本文中[1]。

  2. FILM Ferrania: (Almost) Six Years in the Making

    FILM Ferrania/2018年7月13日

    旧工場のLRF再建、2013年の発表、2014年の支援者、2018年の停止と再稼働準備。現在の稼働状況とは区別。