Film archive / CineStill

CineStill 50D

シネスチル50D

カラーネガ

CineStill 50Dは、昼光向けの低感度カラーネガフィルムです。メーカーはEI 50を基準として、細かな粒状性と高い解像力、昼光でのニュートラルな色のバランスを特徴に挙げています。風景・人物・スタジオなどが用途に含まれます。[1]

別名・表記:シネスチル50D / CineStill 50D

「assorted camera film cartridges」 — Jakob Owens

出典 · UNSPLASH-LICENSE

Jakob Owens / Unsplash License / Unsplash

変更:提供元画像の縮小版を使用。切り抜き・色調変更なし。

左寄りの緑・紫のパトローネがFujifilm PRO 400H、中央の青いパトローネがCineStill 50Dです。他のフィルムも同写されています。

このフィルムの物語

映画の材料を、36枚の写真に持ち込む

映画を見ていて、一つの場面を写真として持ち帰りたくなることがあります。CineStill 50Dは、映画撮影用の乳剤をもとに、静止画の撮影と処理へつなげたフィルムです。動く映像の材料に、別の使い道を開く発想があります。[1]

公式案内は、昼光向けのEI 50のフィルムを、一般的な写真現像所のC-41処理に対応するよう用意したと説明しています。映画専用の工程だけを前提にせず、写真を現像する流れへ橋を架けている点が特徴です。[1]

低い感度は、明るい光の中で絞りを開けて撮る選択にもつながります。日差しのある場所で背景をぼかしたり、細かな描写を残したりする。そのために、感度を高くすることとは違う方向から撮影を支えます。[1]

現像後のスキャンや光学プリントも想定されています。シャッターを切ったあとに、どの工程で写真を見せるかまで含めて設計を読むと、映画の材料を写真へ移すことが、単に短く巻き直す以上の仕事だとわかります。[1]

36枚の中に映画の物語が最初から入っているわけではありません。そこで何を撮るかは、カメラを持つ人が決められます。映像の材料と自分の一日が出会うところに、50Dを選ぶ楽しみがあります。

このフィルムの特徴

明るい場所で大口径レンズの絞りを開きたいときなど、低い感度が撮影上の選択肢になります。一方、暗い場所ではシャッター速度や照明の確保が必要です。[1]

「D」はデーライト向けの区別です。800Tのタングステン向け設計とは異なるため、CineStillというブランド名だけで色のバランスを共通に考えません。[1]

Sample photographs

このフィルムで撮影された写真

写りは撮影・現像・スキャン条件によって変わります。各写真の説明とあわせてご覧ください。

「Gentoo penguin colony on Pebble Island (49704817598).jpg」 — chris lovelock

出典 · CC-BY-2.0

chris lovelock / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons

変更:Wikimedia Commons配信の縮小版を使用。切り抜き・色調変更なし。

作例は撮影・現像・スキャン・提供元での編集の影響を含みます。条件により色調・粒状感は変わります。 提供元の記録に基づく作例です。

使用フィルムの記録

撮影と現像

静止画向けのC-41処理を用います。映画用50Dの製品番号やECN-2の現像工程を、そのままCineStill 50Dへ当てはめないようにします。[1]

よくある質問

800TをISO 50で撮ることと同じですか?

別の製品です。50Dは低感度の昼光向け、800Tは高感度のタングステン光向けとして紹介されています。[1]

出典・参考資料

  1. CineStill 50D — 公式製品案内

    CineStill Film

    製品の種類・感度・規格・特徴・取り扱い。本文中[1]。